元ダイバーが選ぶ子どもに最適な西伊豆の海水浴場! シュノーケリングも楽しめる魚種の濃い厳選3ビーチ

夜の貴重なお時間にご訪問いただき、誠にありがとうございます。楽食楽生クリエイターのちえ(@funky_nutrients_c25)です。

西伊豆の海は景観の良い奇麗なビーチが多く、海の色も美しいブルーでシュノーケリング(スノーケリング)やダイビングに適しています。美しい青に魚の群れが舞うと、まるで南国のリゾートと間違えてしまうほど!

しかし、外海に面しているビーチが多いため、天候によっては子どもに過酷な環境の海水浴場も存在します。

小学生の頃から西伊豆に通い、ダイバーとしてもありとあらゆるビーチを渡り歩いてきた経験から、「ここなら幼児から大人まで楽しく遊べる」という西伊豆の海水浴場をご紹介します。

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子どもに最適な西伊豆の海水浴場〜条件〜

子どもに最適な西伊豆の海水浴場の条件はこちら!

  • 波が穏やか
  • 流れの影響を受けにくい
  • 水質が良い
  • 魚の種類が豊富
  • トイレやシャワーなどの設備が整っている
  • 監視員(ライフセーバー)がいる
  • 酔っ払いが少ない

大人にとっては少し物足りなさもありますが、泳げない年齢の子どもがいても遊べる海水浴場は安全性重視で考えましょう。

これからご紹介する厳選3ビーチは、ファミリー向けではあるものの、大人も満足できてしまうシュノーケリング(スノーケリング)にも適した海です。

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シュノーケリングも楽しめる魚種の濃い厳選3ビーチ

らららサンビーチ

私がダイビングをしていた頃にはなかった人工のビーチです。詳しいことはウェブサイトでご確認ください。監視員がたくさんいるので、小さなお子様がいても安心して遊べます。

水質はいいですが、白砂が舞うので透視度は良くありません。浅瀬にはほとんど魚がいないので、シュノーケリング(スノーケリング)には向いていません。ただし、岩場やロープの辺りまで行くと魚は見られます。

フィッシュウォッチングをしたい方は、マリンシューズは必須です。遊泳エリアは人工の堤防によって波や流れの影響を受けにくいですが、ロープの向こう側は潮が変わりやすいので、海に慣れていない方はロープに近づかない方がいいでしょう(深いので魚影は濃いです)。

海について

浅瀬で波もほとんどないプールみたいなビーチですが、海に向かって左側は急に深くなっているところがあるので要注意です。深いプールで泳いだことがない子どもだとパニックになります。小さいお子様の場合は、波打ち際付近で遊んでいれば安全です。

姪1はパニックになったので、私にしがみついてきました(溺れるかと思った)。150cm未満の私にも足が届かないので、いったん浅瀬に戻して「浮き輪がある限り大丈夫だから! 手は絶対に離さないから大丈夫!」と落ち着かせてから遊ばせました。安心するとパニックになったのがウソのようにフィッシュウォッチャーになっていました(笑)。

駐車場について

らららサンビーチのオープンは8時半ですが、8時過ぎに着いて「駐車場はあと5台ほどです」と言われました。夏休みの土日はオープン時間より前に満車になるようなので、東京・神奈川辺りの方は早朝出発を心掛けてください。

設備について

トイレ・シャワー・更衣室が完備されていて売店も充実していますが、海の家はありません。テントは必須です。

その他

「岩場には近づかないでください」とアナウンスはありますが、近づいても何も言われません。監視員は立っていますが……。岩場付近は魚影が濃いので、泳げる方はぜひフィッシュウォッチング&小物探しをしてみてください。

ガンガゼやゴンズイがいるので「近づいちゃだめだよ~」と子どもに注意したものの、オタクな私はガンガゼのなかをのぞき込んでしまいました(ガンガゼカクレエビがいるかもしれないので)。

17時には閉門される管理の行き届いたビーチです。小さい子連れが多いからか、なぜか昼過ぎには半分ほどの方がいなくなりました。

らららサンビーチ(沼津市観光WEB)

大瀬海水浴場

私が小2か小3くらいから遊びに行くようになった大瀬崎のビーチです。今はダイビングのメッカとなっていますが、当時はそれほどダイバー人口も多くなかった気がします。

海水浴シーズンでも湾内での講習が行われていたので、昔よりも海水浴場の大きさは減っていました。こちらも監視員がたくさんいます。

晴れている時の景色が最高です。

海について

西伊豆ではメジャーな砂利のビーチです。水着に砂が入らないので、洗う人は助かります。

波が穏やかで水質も良く、魚の種類も豊富です(この日は台風の影響で陸に向かって風が吹いていたので、わりと波が立っていましたが)。幼児がいても安心して遊べますし、シュノーケリング(スノーケリング)にも最適なビーチです。

個人的には岬の先端や外海に行きたい(遊泳禁止区域)! ソフトコーラルとキンギョハナダイのコラボがステキなのです。

ダイバー時代に覚えた魚の名前はほとんど忘れてしまったのですが、伊豆ではメジャーなキュウセン♂♀、ヒメジ(?)、キタマクラ、ヤリイカyg(ベイビーよりちょい大きめ)、何かの幼魚を見ました。確信はありませんが、たぶんアジの群れもいました(深場に)。

イカの子どもが泳いでる姿には、子どもたちが大興奮! 周囲にいた子どもたちも喜んでいました。ハゼマニアとしては、サビハゼに会いたかったです。

水深2m弱のところにヒラタエイも見つけました。水中だけではなく、砂地も観察してくださいね!

海に向かって右側にある岩場には、ソラスズメダイやスズメダイの群れが泳いでいました。うねりが入ると白く濁りますが、群れを見ると感動すると思うのでぜひ見に行ってください。

駐車場について

土日・お盆休みはダイバー・海水浴客で8時過ぎには車が列を作ります。下まで行かなくても駐車場はあるので、途中にいる駐車場の方に交渉して停めさせてもらうといいでしょう。ビーチまで距離はありますが、遊ぶ時間を確保したい方はこちらの方が得策です。

設備について

海の家はありますが、あまり利用している方はいませんでした(時代ですね)。テントは持って行った方がいいでしょう。ただし、パラソルは借りられるので、手持ちのテントがなければ借りてください(日陰がありません)。

シャワーは海の家を借りれば温水シャワーが使用できます。ビーチに無料の冷水シャワーが1台あるので、奇麗に洗う必要がない方はこちらで十分でしょう。

その他

余裕があれば、外海の景色や神池(伊豆の七不思議)も堪能してください。

今はダイビングをする気にはなれないですが、時を経て役に立つこともあるから無駄ではなかったと思います。一時期はなんのためにダイブマスターまで取ったのだろうかと思っていましたが、安全に楽しく海で遊んでもらえるように教えるためだったと思うことにします。買い集めた図鑑を捨ててしまったことだけは大後悔!

大瀬崎は岬で風や波が遮られるため、台風が直撃さえしなければ海水浴ができます。その反面、東伊豆や西伊豆のダイビングスポットがクローズになると、大瀬崎の湾内に移動してくるダイバーであふれかえります。予定がある方は風向きと風速をチェックして、早め早めの行動に出ましょう(※)。

※東伊豆は北東の風が強いとクローズ、西伊豆は南西の風が強いとクローズになります。

大瀬(おせ)海水浴場(沼津市観光WEB)

御浜海水浴場

海について

ファミリー向けの砂浜です。こちらも岬があるため、戸田港に船が入ってこない限りは波がほぼありません。0歳児からでも十分に楽しめるビーチです。穴場なのか、休日でもビーチには余裕がありました。ライフセーバーの数も多く、安心して子どもを遊ばせられます。

正直なところ、フィッシュウォッチングの期待度はゼロでしたが、砂地にも滑り台下にもロープ周りにもいました。

ロープの近くは干潮時で水深3mくらいはありそうですが、流れがないので泳げる子どもなら連れて行っても大丈夫です。ロープやブイに巻き付いている海藻の中はマクロの宝庫なので、「汚い」と思わずに目を凝らして赤ちゃんたちを探してみてください。運が良ければレア物にも出合えるかもしれません。

夏の時期はベイビーが多いので、子どもが見るとかなり喜びます。ヤリイカベイビーの群れも見つけたのですが、カメラを向けようと思った瞬間に逃げられました。青と透明のコントラストが美しかったです。

駐車場について

訪れたのは土曜日の10時頃でしたが、駐車場には余裕がありました。恐らく、小さい子連れは手前のらららサンビーチに行ってしまうのでしょう。

お盆休み中は混むと思いますが、それ以外は余裕を持って止められると思います。ただし、遅いとビーチから遠い位置に止めることになるので、荷物が多いと移動が大変です。

設備について

海の家が2軒で、食事に関しても充実しています。トイレも非常に奇麗でした(公園のトイレなので)。

御浜海水浴場では、わりとパラソルを借りている人の数が多かったです。持参したテント+レンタルパラソルで広々と使用しています。我が家もパラソルを借りました。

その他

御浜海水浴場は御浜岬公園内にあります。海水浴以外にも散策が楽しめるので、余裕がある方は岬の方まで歩いて楽しんでみてください(私は魚と戯れるのが忙しくてそんな時間はありませんでした)。

海はすごく良かったですが、砂地にゴミが多かったのは非常に残念でした。ファミリー層が多いビーチは、そういう傾向にある気がします。

御浜海水浴場(沼津市観光WEB)

最後に

ご紹介した海水浴場は、水遊びからシュノーケリング(スノーケリング)まで幅広く遊べる海です。

低学年のお子様がいらっしゃるなら、魚たちの行動を観察して自由研究のテーマにするといいですよ! 12時頃になるとランチタイムの魚に出合えますし、赤ちゃんたちが休んでいたり、カップルで泳いでいたり、妊娠中だったりとさまざまな様子が観察できます。

「魚が多いね!」だけではもったいない! ぜひ、よ〜く観察して来てください。大人も勉強になります。

夏になると南国の魚たちが伊豆にもやってきますが、鮮やかな魚たちを見たいなら8月の後半をおすすめします。水温は9月くらいが最も安定しやすく、7月よりも8月の方が海中はカラフルになります(その年にもよりますが)。

余談ですが、もう少し子どもたちの泳ぎが完ぺきになれば、連れていきたい海水浴場は山ほどあります。井田・子浦・浮島・田子…川奈(東伊豆)などなど。遠いけれど、黄金崎公園のビーチもいいですね! あそこは海の中も景色も最高です。

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