@東京ドーム 2015.5.26
母の冥土の土産?!『おいしい葡萄の旅』の東京ドーム公演最終日に参加してきました。
母が「死ぬまでにもう一度だけ行きたい」と言っていたサザンのコンサートです。冗談で言っていたのが、昨年はガンに見舞われ……。
「まだサザンのライブ行かなきゃいけないし、死んでる場合じゃないよ」。小さな目的でも作っておくと、人は生きられるらしいです。ありがたいことに、今のところは再発の兆候もありません。
スタンド席でしたが、私はライブハウスと同じように楽しみ、母は母なりのペースで楽しんでいました。トークのみネタバレがあります(セトリなし)。
10年ぶりの東京ドーム公演
私が初めてのサザンコンサートに行ったのは、まだインターネットがない時代でした。電話でしかチケットが取れない時代です(笑)。偶然につながり、母と妹と3人で行きました。
あれから20年以上はたったでしょうか?サザンのドームコンサート自体は10年ぶりだそうです。
ここ数年はライブハウスもしくはフェスばかりで、席が決まっている大きな会場は久しぶり!友人と参加したミスチルのナゴヤドーム(2012年)以来です。モッシュの楽しみはなくなりますが、大きな会場だと演出が楽しめるからいいですね~。
今回のサザンライブも現代の技術を駆使したもので、老若男女が楽しめたと思います。
サザンくらいのモンスターバンドともなると、参加している年代の開きが60近く(それ以上かも(笑))にもなります。アラフォーの私は、デビュー当時からのファンの子世代ですからね……。孫世代も来ているし、全ての年代を楽しませるのは大変だなと思います。
ドームの周辺がサザン一色になっており、入る前からテンションが上がりました。ライブハウスでは見られない光景なので、これはこれで楽しかったです。
昭和なノリと平成のノリと
さまざまな年代が参加していましたが、年代としては50オーバーが多かったです。
今回、私にとっては初の試みがありました。母の強引さに負けて、ライブでもフェスでも絶対に着ないと決めているツアーTシャツを着たのです。
みんなに「おかしい」と言われるのですが、私は余程のことがない限りはグッズを購入しません。他の人と同じTシャツを着るなんてもっての外!でも、母が買ってしまったので着ましたよ(恥ずかしいw)。
さすがに他のアーティストのタオルは使えないので購入しましたが、同じアーティストであればボロボロになるまで使ってから購入を考えます(ただの貧乏性とも言う)。最近の主流になっているマフラータオルじゃなくてホッとしました(笑)。
歌ってすごいなと思ったのは、みんなが一瞬にして当時にタイムスリップできるところです。桑田さんが「昔の歌も~」と言って歌ってくれた『栞のテーマ』や『あなただけを~Summer Heartbreak~』の辺りは、50代・60代が一気に20代・30代に戻った瞬間だったと思います。
過去の思い出に引き戻してくれるアーティストが、これからも出てくるといいなと思ってしまいました。好きなミュージシャンはたくさんいるけれど、“あの頃”を思い出させてくれるミュージシャンはなかなかいないです。
歌を聴いていた当時は苦しかったことも、何十年もたってしまえば思い出の一つになります。不思議なことに、歌を聴くことで苦しさが戻ってくることもないです。
単純に「音楽って素晴らしい!」と思ってしまいます。「どの世代にも青春時代があったのだな」と、冷静に会場を見渡してしまいました。
曲名はきちんと覚えていませんが、中盤辺りで私は記憶がぶっ飛びました。
みんなブログとかTwitterでセトリ(セットリスト)を書いているんですよね。スゴイですね。「俺的にはここはいらない」とか、大きなお世話だって(笑)。ここから15分くらいは「いらなかった」と言われそうだけど、自分たちがやりたいんです!
こんな感じのトークの後に『おいしいね~傑作物語』が始まったと思います。ここからの数曲、見事にトイレ休憩&着席が目立ちました。
しか~し!私はここからヘドバンタイムに入りました。ここだけでもスタンディングでOKと思ってしまうくらい(笑)。ヘドバンする人なんてスタンド席にはいませんでしたけどね。
記憶は飛んだが、ラーメンで〆
私は途中から記憶がぶっ飛んでしまいましたが、母は泣いたり喜んだりして楽しんでいました。
アンコールは3曲か4曲だったと思います。笑いあり、涙あり(?)、光のシャワーあり、ダンスあり、ロックありの3時間半でした。
最後に桑田さんが「死ぬなよ」と言って去っていきました。桑田さんも来年で還暦だそうです。母は今年で65歳。「また行きたい」と言っているので、サザンにも母にも元気でいてもらわないと!
私はライブ後は塩分が抜けてしょっぱいものを欲するので、帰りは母と一緒に行きつけのラーメン屋に行って塩分補給をして帰りました。
2年くらいはライブを自粛していましたが、ちょっとスイッチが入ってしまったかもしれません(笑)。でも、それよりも大切なことが目の前にあるので、ライブ妄想をしつつ日々の仕事を頑張っていきたいと思います。
コメント
この記事へのコメントはありません。